歯並びって一生変わらないの?4~練馬区のマウスピース矯正医が回答~
2021/07/13
こんにちは、練馬区の歯医者の富士見台駅前歯科・矯正歯科です。
今日は「歯並びって一生変わらないの?」の最後のお話しになります。
前回は力が歯並びを変えてしまうお話をしました。
今日は歯並びを変えてしまう原因その4、矯正の後戻りについてお話ししたいと思います。
矯正治療は歯を動かし終わるとそれで終わりというわけではありません。
適切に保定装置を使用しないと「後戻り」が起きてしまいます。
では、「後戻り」とはなんでしょうか?
矯正治療では歯に力をかけていますが、歯は力をかけたからと言ってスムーズに動くわけではありません。
歯の周りには骨があります。
力をかけることにより歯の周りの骨は吸収と再生を繰り返します。
この繰り返しによって歯は徐々に動いていくのです。
そして、矯正が終わることにより力から解放されると歯の周りの歯根膜は引っ張られていた力が無くなり元に戻ろうとします。
すると歯は歯根膜に引っ張られ矯正した位置から動いてしまいます。
その他にも前回お話しした「力」によって歯に力が加われば動いてしまいます。
これが矯正治療の「後戻り」になります。
歯並びは一生変わり続けます。
ですが、その原因の多くは意識することで防ぐことができるのです。